「漢方薬」とは、生薬とよばれる「植物」「動物」「鉱物」などの自然界に存在する薬効のある部分を、2種類以上組み合わせてつくられたものです。
漢方薬は、中国が起源で、5世紀頃に日本に伝わったのが始まりです。その後、日本の風土や気候、日本人の体質に合わせて独自に発展してきた、日本の伝統的なくすりです。
漢方薬は、複数の生薬の組み合わせによって、一人ひとりの体質や症状の程度に合わせて処方されます。
よく使われる症状としては、
風邪、食欲不振、下痢、便秘、冷え、月経痛、更年期障害、疲労感や倦怠感、体力低下など、さまざまな病気や症状に使われます。
また、ストレスからくるイラつきや不眠といった、心と体の不調にも漢方薬が適しているといえます。
漢方薬は、西洋薬に比べとくらべると、自然の生薬が原料となっているため、からだにも優しい薬だといえます。
しかし、漢方薬も薬なので副作用はあります。
薬を飲んで、いつもと違う異常を感じたら服用を中止し、すぐに医師またはお買い求めの薬局・薬店にご相談ください。
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